On The Sunny Side Of The Stream(明るい表通りで) [ジャズ名曲日本語詞 #11]

ジャズ名曲日本語化プロジェクト、11曲目は邦題「明るい表通りで」で有名な曲「On The Sunny Side Of The Street」の訳詞、アレンジ、演奏を致しました。

On The Sunny Side Of The Streetはジェームズ・フランシス・「ジミー」・マクヒュー(James Francis “Jimmy” McHugh)作曲、ドロシー・フィールズ(Dorothy Fields)作詞で、1930年という大変古い曲です。

ファッツ・ウォーラー(Fats Waller)が作ってメロディーを売ったとう話もあるのですが、定かではありません。

この曲は、発表前年に始まった世界大恐慌で多くの人の生活が苦しかった時代に発表されたということもあり、大変ヒットし、皆に勇気を与えた曲だったそうです。ってよくボーカルの人がMCで言ってますw

ところで、この曲の邦題は「明るい表通りで」となっていますが、タイトルの意味からすると「通りの明るい側で」が正しく、ここを間違うと視覚的に風景が全然変わるので要注意です。

前者の訳だと、「(暗い通りではなく)明るい通りを(選んで)歩こう」ということになり、これだと言っちゃあれですが、発想が安直、というか雑ですよねw

実際はこういうことです。

通りの両側って建物が建ってますよね。なので通りは必然的に真ん中でひなたの部分と日陰の部分に分かれます。通りを歩くときは、そのひなたの方を歩いていけば、心も明るくなるさ、ってことです。

どうでしょう?後者の方が情緒的というか、描写が丁寧というか、親近感を覚えませんか?(俺だけ?w)

てことで、そんなことを踏まえつつ歌詞を訳してこんな感じになりました。

プレイヤーはおなじみ

Vocal:鏡音レン
Sax: さとぺ
Piano, Bass: みちすけP
Drums:まっちゃん

です。

こういったジャズスタンダード曲を演奏することの難しさはやはり、ブルーズをどうやって感じさせるかということに尽きるかと思います。特にこの曲のメロディーは底なしに明るいので、ブルーズを混ぜ込むってのが本当に難しいです。そういうこともあるせいか、インストで演奏されることはほとんどないですね笑

On The Sunny Side Of The Street

作曲:James Francis “Jimmy” McHugh
作詞:みちすけP

もうやんなっちゃったよ 人生は谷底さ
そんな日はそうね 街に繰り出そうか

通りに出たら 陽当たりの側を
歩いてみれば 心も晴れるから

誰もが持ってる 幸せの種
日陰にいたんじゃ 目は出ない 出やしない

一文無しでも 夢は億万長者
石ころ蹴って ダイヤに変えるのさ


誰もが持ってる 幸せの種
日陰にいたんじゃ 目は出ない 出やしない

一文無しでも 夢は億万長者
石ころだって 磨いてみりゃ
いつかは ダイヤに変わるのさ


毎度のことながら、ジャズボーカルの皆様はこの曲をこの歌詞で無断でバンバン歌っちゃってください!

動画とかもどんどんアップしてくださいませ
(ただし著作権は放棄していないので、説明文などでよいので、作詞作曲者の記載などよろしくお願いします)

歌詞カードPDFも用意しといたのでどーぞどーぞ印刷して使ってくださいw

というわけで、引き続きジャズ名曲日本語化プロジェクトをよろしくお願いします

https://michisukep.com/category/jjazz/
ジャズ名曲日本語化プロジェクト | みちすけPのボーカロイド研究所 (michisukep.com)

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