There Will Never Be Another You [Jazz名曲日本語歌詞 #23]

ジャズ名曲日本語化プロジェクト、第23弾はセッションで必ずと言っていいほど演奏されるThere Will Never Be Another You(通称アナザーユー)です。

この曲は、マック・ゴードン(Mack Gordon)作詞、ハリー・ウォーレン(Harry Warren)作曲による作品で1942年に発表されました。ミュージカル「アイスランド」のために作られた曲です。

この曲はキャッチーなメロディーと基本的なコード進行から、ジャムセッションではとてもよく演奏されます。この曲が演奏されない日はないんじゃないでしょうかw

ただこの曲、明るく楽しげなメロディーとは裏腹に、歌詞はとても悲しいんですよねw

どんな歌詞かっていうと、別れた恋人のことが忘れられなくて、他の誰と付き合っても、君を超えることができない、って感じの未練タラタラの曲なんですねw

なので本来はあまりノリノリで演奏するような曲ではないのですが、まあ、インストによる演奏ならいいんじゃないかなって思ってますw

この曲の有名な演奏は何といってもバド・パウエルによるピアノトリオ演奏。

https://www.youtube.com/watch?v=JcoJt-BZJj4

今回の日本語版もこのアレンジに準じております(ってかパクリw)

では、動画をどうぞ

プレーヤーは

Vocal:KAITO
Piano, Bass: みちすけP
Drums:まっちゃん

となります。

この曲のアレンジの肝は何といってもイントロのあの天才的なフレーズですね。何といってもバド・パウエル先生のフレーズですからw

そしてこのアレンジに欠かせないのはやはりバド先生のご機嫌なピアノ!

まあ私はバド先生の足元にも及びませんからあんなにご機嫌には弾けないですが、少しでも雰囲気が出せたらと思って可能な限り雰囲気を真似てみました。特に、バドの歌伴の音源ってないので(あったら教えて)、どんな歌伴をするんだろうかって妄想を張り巡らせながら弾いてました。

てことで、至らないところはご容赦!w

さて、訳詞の部分ですが、この曲は4分音符でメロディーが構成されているので、これはこれでまた難しいですね。(逆に4分音符だから初心者でも演奏しやすく、セッションでよく演られるわけですがwww)

何が難しいかというと、4分音符1個に1個の音を当てはめると、リズムが単調で、表情のない演奏になってしまうんですよね。

で、そうなるのを避けようと、所々2個の音を当てはめてみるんですが、今度はリズムがハネ過ぎちゃってこれもまた都合悪い。また、あんまりハネると、この曲のゆったりした世界観が損なわれてしまうんですね。

てな感じで、書いては消し書いては消しの試行錯誤で苦労しました。

一つ工夫したところというと、前半の「季節は変わり・・・」で始まる1文で「かわり」を3回使ってて、最後が意味の違う「かわり(代わり)」となってるところ、くらいですかねw

There Will Never Be Another You

作曲:Mack Gordon
  作詞:みちすけP

この先他の誰かと
新しい恋をするだろう
季節は変わり景色も変わるけど
君の代わりはいない

数えきれないほどの
君の夢を見るだろう
でも、一つとして叶えられないんだ
君の代わりなどいない

毎度のことながら、ジャズボーカルの皆様はこの曲をこの歌詞で無断でバンバン歌っちゃってください!

動画とかもどんどんアップしてくださいませ
(ただし著作権は放棄していないので、説明文などでよいので、作詞作曲者の記載などよろしくお願いします)

歌詞カードPDFも用意しといたのでどーぞどーぞ印刷して使ってくださいw

というわけで、引き続きジャズ名曲日本語化プロジェクトをよろしくお願いします

https://michisukep.com/category/jjazz/
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