アレンジャーなら誰しも夢見るストリングスアレンジやオーケストラアレンジ
DTMがなかった時代は人に演奏してもらうしかなかったので、一流のアレンジャーでもなければそんなアレンジをすることは現実的ではありませんでした。
しかし今やDTMの時代。いつでもどこでもアレンジを試すことができます。そう、
夢が現実となってきたのです!
ただ、いざストリングスアレンジをして打ち込もう!と思った時、音源をどうするか悩んだことはないですか?
このページではストリングスやオーケストラ音源の選び方や、みちすけPが使用している音源を紹介したいと思います。
皆さんの音源選びの参考になれれば幸いです。
Contents
DAWに付属の音源ではダメなの?
ほとんどのDAWには、ストリングスやオーケストラなどの楽器の音源は入っています。
もちろん、これらの音源でも十分アレンジはできますし、ポピュラー音楽であれば十分使えることも多いでしょう。
ただし、「よりリアルな生バイオリンの音が欲しい」「チェロのピチカートのスタッカート音が欲しい」など要求が細かくなってくると、付属の音源では表現しきれないことが出てきます。
そんな時は、市販や無料のVST音源の登場です。
音源を選ぶポイント
ストリング・オーケストラ音源はピンキリですので、どれを選んで良いのか本当に迷います。
まずは、ストリング音源が欲しいのか、オーケストラ音源が欲しいのか、を決めましょう。
弦楽アレンジができればそれで良い、と言うのであればストリングスのみの音源を選んでも構わないことになります。
一方で、オーケストラや管弦楽のアレンジをしたいのであれば、ストリングスだけでは不十分で、オーケストラの楽器がフル装備されているものなどを選ぶことになります。
次に、機能
ピチカートやビブラート、トレモロなど、奏法別の音源が用意されているかどうかは必ず確認しましょう。
また、それらの切り替えが簡単かどうかもポイントになります。弓からピチカートに切り替えたいと思った時に、トラックを分けないといけないようなものは使いにくいです。
もちろん、音がよければそれでも良い、という考えもありますので、何を重点に置くかも決めて置くことは大事です。
あとは結局、予算ですかね笑
値段は無料のものからハリウッド仕様で20万を超えるものまで様々です。
なので、音が気に入っても予算オーバーであれば買うことができません。
とりあえず、VST音源は視聴できるものが多いので、まずは、予算内のものを調べて一通り聞いてみるのが良いと思います
おすすめのストリングス音源は?
実は、ストリングスやオーケストラ音源は、プロに聞いても、「比較するほど試せてないから分からない」という場合がほとんどです
無料のものから有料のものまで世の中からたくさん出ていて、挙げたらキリがないんですね。
しかも有料のものとかは万単位で値段がしますので、いろいろ試すことができるのは、DTM雑誌の編集者か、アラブの石油王の親戚だけです笑
なので、「これはおすすめ」と言っている人がいても、実際いろんなものを使いこなした結果それがおすすめなのかどうかは疑問ですし、その製品が自分にとって良いものなのかは分からない、と言うことは知っておいた方がよいでしょう。
というわけで、「おすすめのストリングス音源は?」という問いは「分からん!」というのが正解です笑
ですが、少なくとも、「この音源を使えばこう言うサウンドになる」って言うのが分かれば選ぶヒントに(選ばないヒントに?)なるかもしれないので、このページでは、みちすけPが使用している音源を紹介します。
ちなみに、この音源は、有料プラグインにしては値段も安価で、使い勝手も良くおすすめなので、いろんな人に勧めてますけど笑
UVI Orchestral Suiteはおすすめ
UVI Orchestral Suiteは、安価で使い勝手の良いオーケストラ音源で、みちすけPは皆におすすめしています
https://www.uvi.net/jp/orchestral/orchestral-suite.html
これのいいところは
・ストリングスだけでなく、オーケストラの楽器が一通り入っている
・ピチカートやビブラートなど音色の切り替えも簡単で使いやすい
・ソロとアンサンブルとで別々の音源が入っている
あたりでしょうか。
通常、オケの音源は5万スタートを覚悟しなければならず、さらにハリウッド並みのいいものは20万越えとかそう言うコースになります。
でも、このUVI Orchestral Suiteはら3万円前後で同じ機能のものが手に入ってしまうのですから、買いもいいところです。
音質は、主観ですがとても良いと思います
ただし、何度も言ってますが、他の有料プラグインと比べているわけではいのでそこはご了承ください。
というわけで、
まずはこれを買ってみて、物足りないと思った時に初めて5万越えの音源を買う
と言うのを推奨します(うまく逃げたw)
UVI Orchestral Suiteはどんな音?
ここで、UVI Orchestral Suiteを使ってアレンジするとどんな感じになるか紹介したいと思います。
ストリングスやオーケストラの音源の製品サイトって、製品の音源が視聴できますが、往々にして楽器の音だけを再生したものや、アンサンブルでもクラシック的アレンジなものが多いと思います。
また、エフェクトとかも綺麗にかかっていて、どうやったってカッコよく聞けるようになってるんですね笑
なので、実際に自分でアレンジしてミックスしたら「思ったのとちゃうやん」なんてことが当然起きます。
なので、参考までにみちすけPがアレンジした音源を載せますので、こんな感じになるんやろなって言うのを感じてください。
1曲目は浜崎あゆみさんの「Trust」を弦楽五重奏(バイオリン1、バイオリン2、ビオラ、チェロ、コントラバス)でリミックスしました。
ストリングスの音源が全部入っているのでストリングスアレンジしたい人にはわかりやすいかも?
2曲目は同じく浜崎あゆみさんのデビュー曲「poker face」を管弦楽で変拍子リミックスしたものです。フルートとピッコロが入っているので、オーケストラアレンジをしたい人は少し参考になるかも?
まとめ
ストリングスやオーケストラの音源は様々のものがあります。
まずは自分の用途に合ったものを選ぶこと、予算に合ったものを選ぶことが大事です。
また、いろいろ試すのは手間もお金もかかることから、本当にいろいろ試せる人は少ないため、人の「おすすめ」はあまり当てにならないです。
とは言え、みちすけPはUVI Orchestral Suiteをお勧めします。
そしていくつかアレンジした音源も紹介したので、購入の参考にしてみてください。