Autumn Leaves[ジャズ名曲日本語詞 #7]

ジャズ名曲日本語化プロジェクト、7曲目はAutumn Leavesになります。

作詞はフランス人のジャック・プレヴェール(Jacques Prévert)、作曲はハンガリー人のジョゼフ・コズマ(Joseph Kosma)。もともとは「Les Feuilles mortes」というシャンソンの曲でしたが、ジャズミュージシャンに取り上げられ、ジャズスタンダードとして親しまれるようになりました。

インストものだと、キャノンボール・アダレイの「Something Else」というアルバムのテイクが有名ですね。いわゆる「マイルスのAutumn Leaves」と言われているものです。そのほかにも、ビル・エバンス、ウィントン・ケリーのピアノトリオの演奏も有名ですね。

と言うわけで、動画をご覧ください。

奏者は
Vocal:初音ミク
Guitar, Piano, Bass: みちすけP
Drums:まっちゃん
です。

Autumn Leavesの歌もので僕が好きなのは、原曲のシャンソンになりますが、ジュリエット・グレコ(Juliette Greco)の歌です。

Autumn Leavesはやっぱりフランス語で聞かないと、この曲の持っているロマンチックな感じが伝わってこない気がするんですよね。なので、英語のAutumn Leavesは、みちすけP的には切ない別れを歌った別の曲のイメージ。

更に、邦題の「枯葉」に至っては、シャンソンでもジャズでもなく、演歌だと思っておりますw

「枯葉よ~~」のインパクトはすごいものがありますけどね笑。この歌詞考えた人マジ天才w

ただ、みんなこの曲を「枯葉枯葉」って邦題で言いますが、「枯葉」って言うと、この曲の持っている「美しさと切なさとロマンティックさ」と(「愛しさと切なさと心強さ」とではないwww)が台無しになってしまう気がして勿体ない。

つまり、「枯葉が舞う(散る)様」は黄金のように美しく、輝かしい過去を思い起こさせるわけですが、それが散るということは同時に「そういった想い出や足跡が消えていく」ってことを言っているんですが、こういった高度な比喩表現、つまり知的で文学的な作業を、「枯葉」というタイトルがすべて台無しにしているのではないか、というわけですw

というわけで、何はともあれ日本語詞はこちら

作曲:Joseph Kosma
作詞:みちすけP

その唄は二人が
愛し合った証の唄

舞い踊る錦の葉は
輝いていた二人の景

季節は残酷に蘇らす
戻らない景色を

やがて木の葉が散るように
思い出も消えてく

いかがでしょうか?

自分はフランス語の歌詞を元に日本語詞を作ってみました。Autumn Leavesに相当する概念は日本だと「枯葉」ではなく「紅葉(もみじ)」の方が合っていると思うんですよね。風に吹かれて木の葉が舞っている色彩豊かな感じとか、そういうのを感じられる方がが日本人の心にすっと入っていくんじゃないかと思いました。

というわけで、ジャズボーカルの皆様はこの曲をこの歌詞でバンバン歌っちゃってください!許可とか要りません笑

動画とかもどんどんアップしてオッケーですよ~
(ただし著作権は放棄していないので、説明文などでよいので、作詞作曲者の記載などよろしくお願いします)

歌詞カードPDFも用意しといたのでどーぞどーぞ印刷して使ってくださいw

https://drive.google.com/open?id=1iPmd9nUMMb3lnrs1nqLJF8EK8KaoBYtU

というわけで、引き続きジャズ名曲日本語化プロジェクトをよろしくお願いします

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