Softly, As In a Morning Sunrise (朝日のようにさわやかに) [ジャズ名曲日本語歌詞 #16]

ジャズ名曲日本語化プロジェクト、16曲目は「Softly, As In a Morning Sunrise (朝日のようにさわやかに)」です。こちらの日本語詞、アレンジ、演奏を致しました。

ジャズミュージシャンの間では「ソフトリー」と呼ばれて親しまれていますね。

この曲は、1928年のオペレッタ「ニュームーン(New Moon)」のためにオスカー・ハマースタイン2世Oscar Hammerstein II)が作詞、シグマンド・ロンバーグ( Sigmund Romberg)が作曲しました。結構古い曲ですね。

ところで、この2人の組み合わせと言えば「Lover Come Back To Me」がありますね。こちら、日本語ジャズプロジェクトの記念すべき1曲目になってる曲でもあります。こちらもどうぞw

Lover Come Back To Me [ジャズ名曲日本語詞 #1]

さて、ソフトリーですが、よく「朝日のようにさわやかに」という邦題が付いていますが、これは完全に誤訳です。無理やり邦題をつけるなら「朝日のようにそぉっと」とか「朝日のように静かに」とか、分かりやすく意訳すれば「朝日のように人知れず」とか「朝日のようにいつの間に」とか、そんな感じでしょう。

そもそも「Softly」というのは、赤ちゃんをそっとなでたり、音を立てずに歩いたり、優しい言い方で話したり、そういったニュアンスで、「さわやかに」という意味はありませんw

この曲の歌詞は「愛は日が昇るようにそっと忍び寄って入り込む。やがて2人は絶頂の幸せを経験するが、その後は地獄が待っており、日が沈むように愛はそっと消えていく」と、何とも怖い内容なんです。

でも、結構真実を突いていていて「あー、そうだよね!」って妙に納得してしまうのもまた怖いw

なので「さわやかに演奏しようぜ」なんて言ったりすると、大間違いなんですねw

てことで、ソフトリー、完成でございます!

プレーヤーはおなじみ

Vocal:初音ミク
Piano, Bass: みちすけP
Drums:まっちゃん

この曲のアレンジで一番困ったことは、なんせ名演が多すぎるということですw

個人的には

・MJQ (Modern Jazz Quartet)様
・Wynton Kelly(ウィントンケリー)様
・Sonny Clerk(ソニークラーク)様

の演奏がベスト3ですが、このほかにもいろんなジャズジャイアンツが演奏しています。

この曲のAの部分はマイナーコード一発でも演奏できるので、モーダルなアレンジをしている人もいっぱいいます。

という感じで割とやりつくされた感はあるので、斬新なアレンジも思いつかず、結局王道的にやることにしましたw

ただ、クラシカルなコードにリハモしてはいるかな。(そういう意味ではMJQに近いかw)

とダラダラと書いてしまいましたが、最後に、歌詞はこちらです。

Softly, As In a Morning Sunrise

作曲:Sigmund Romberg
作詞:みちすけP

そっと朝の光が差し込むように
愛は忍び寄る

そうよ情熱的なキスは
許され得ぬ愛の誓いを交わす

燃え盛るpassion
たどり着いたHeaven
でもその先は奈落への落とし穴が待ってる

すっと陽が沈むように
人知れず愛は光を奪う



毎度のことながら、ジャズボーカルの皆様はこの曲をこの歌詞で無断でバンバン歌っちゃってください!

動画とかもどんどんアップしてくださいませ
(ただし著作権は放棄していないので、説明文などでよいので、作詞作曲者の記載などよろしくお願いします)

歌詞カードPDFも用意しといたのでどーぞどーぞ印刷して使ってくださいw

https://michisukep.com/category/jjazz/
ジャズ名曲日本語化プロジェクト | みちすけPのボーカロイド研究所 (michisukep.com)

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