Bye Bye Blackbird [ジャズ名曲日本語歌詞 #14]

ジャズ名曲日本語化プロジェクト、14曲目は「Bye Bye Blackbird」です。この曲もジャズメンの間ではとても有名ですね。こちらの日本語詞、アレンジ、演奏を致しました。

この曲はレイ・ヘンダーソン(Ray Henderson)によって1926年に作られました。(スタンダードの中でも古い方ですね!)

特に映画やミュージカルのために作られたというわけではないですが、後に映画で何回か使わることになります。

そして、帝王マイルス・ディビスがこの曲を取り上げて演奏したことで有名になりました。(さすがマイルス!)

Blackbirdっつったら、やっぱりレッドガーランドのあのイントロですよね!

アメリカではブルー・バードは幸せを運んでくる鳥と言われています。「幸せの青い鳥」なんてよく言いますよね。それに対比してなのか、この曲で言う「ブラックバード」は逆に不幸を呼ぶ鳥、という意味で使われていると思われます。

決して「カラス」のことではありませんよw

というわけで作った動画がこちら

プレーヤーはおなじみ

Vocal:鏡音リン
Piano, Bass: みちすけP
Drums:まっちゃん

やはりマイルスのイメージが強いので、どうしても影響受けてしまいますねw

ただ、パクリだとあまりにもあまりなので、一応

  1. キーをEに変更
  2. ちょいちょいさりげなくリハモをしている

あたりの変更はしていますね。

でも、改めてイントロを聞き比べてみたら、キー変えたこととか全然分からないww

無駄に苦労しただけだったw

ちなみにマイルスの超有名なテイクはこちら

やっっっっっっべぇ~!

ところでこの曲の歌詞に出てくる主人公ですが、その境遇についてはいろいろ想像されています。

一応有力とされている説は、

「彼女は売春婦で、彼女が働いている町では誰も自分のことを愛してくれない、だからお母さんの元に帰る」

ということらしいのですが、個人的には「お母さんのところに帰る」っていう部分がちょっとストーリー的には弱いかなと言った印象。

なので自分的にはこの物語は「素敵なパトロンが現れたからもう売春からは足を洗ってその人の元に行く」ってな感じのストーリーでとらえています。

日本の歌詞とアメリカの歌詞の大きな違いは、聞く人の想像を掻き立てる余地があるかどうかだと思っていて、こういう曲は典型的なアメリカの曲の歌詞って感じで、やはり聞く人それぞれの物語を作っていいんじゃないかなと思っています。

みなさんはどんな物語を想像しますか?

Bye Bye Blackbird

作曲:Ray Henderson
作詞:みちすけP

涙は今日で終わりにします
Bye bye blackbird

私を待ってる 人がいます
Bye bye blackbird

この街では誰も私を
幸せにしてはくれない

部屋の灯りを燈して待ってて
Blackbird Bye bye


この街では誰も私を
幸せになんてしてはくれない

灯りの点いた部屋はもうすぐ
Blackbird Bye bye

毎度のことながら、ジャズボーカルの皆様はこの曲をこの歌詞で無断でバンバン歌っちゃってください!

動画とかもどんどんアップしてくださいませ
(ただし著作権は放棄していないので、説明文などでよいので、作詞作曲者の記載などよろしくお願いします)

歌詞カードPDFも用意しといたのでどーぞどーぞ印刷して使ってくださいw

というわけで、引き続きジャズ名曲日本語化プロジェクトをよろしくお願いします

https://michisukep.com/category/jjazz/
ジャズ名曲日本語化プロジェクト | みちすけPのボーカロイド研究所 (michisukep.com)

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