![L-O-V-E (Love) [ジャズ名曲日本語歌詞 #15]](https://michisukep.com/wp-content/uploads/2022/06/love-thum.jpg)
ジャズ名曲日本語化プロジェクト、記念すべき15曲目は「L-O-V-E (Love)」です。こちらの日本語詞、アレンジ、演奏を致しました。
この曲の解説で一番困ったのは、Wikipediaに解説がないことwww
何でだよ!
というわけでいろいろ集めた情報によりますと、この曲はミルト・ゲイブラー(Milt Gabler)作詞、ベルト・ケンプフェルト(Bert Kaempfert)作曲によって1964年に発表された曲です。1964年というと1回目の東京オリンピックの年ですから、ジャズスタンダードにしては比較的新しいです。
明るく覚えやすいキャッチーなメロディーで僕は大好きなのですが、メロディやコードが単純すぎるからなのか、あまり演奏したがる人がいない印象がありますw
でも、英語の歌詞はとてもオシャレだし知的だし、何より愛に溢れててすごくいい曲なんですよ~
てことで、L-O-V-E、完成でございます!
プレーヤーはおなじみ
Vocal:KAITO
Piano, Bass: みちすけP
Drums:まっちゃん
この曲は、愛について語ってる曲、愛の素晴らしさを説いている曲、って捉えても間違いではないんですが、それだと不十分なんす。
この曲は愛の素晴らしさを説くとともに、そういった素晴らしい愛をすべて君に捧げるから受け取って欲しい、という求愛の歌なんです。
そこがないと、ロマンティックでもないし、胸もキュンと来ないし、ただ「愛は素晴らしい」って言ってるだけのアホみたいな曲になっちまいますよねw
で、この曲、多くのジャズミュージシャンが演奏したがらないのは大体以下のような理由ですね。
- メロディやコード進行が単調なため、アドリブが取りづらい
- 底なしの明るさがあるので、ブルージーに演奏するのが難しい
- 以上を鑑みると、演る方も聞く方も退屈になりがち
適当に書きましたが、中らずと雖も遠からずでしょうw
でも、アメリカの歌ものの音源聞くと、みんなジャジーでブルージーでカッコよくやってますよ。
僕はシナトラのL-O-V-Eが好きですね。
メッチャオシャレだし、最後の方のトランペットなんかメッチャブルージーですよね。
てなわけで、月並みですが、ボーカルものを研究すればこの当たりの悩みは解決するんじゃないかと思ってます。
ちなみに、先日アップした「On The Sunny Side Of The Street」なんかも同様に明るすぎてやりにくい曲の一つですが、サッチモなどのボーカルものを聞きこみ、歌詞を理解することでやはりブルージーに演奏できるのではないかと思っております。
ところで、今回はキーをBにして、アドリブはGiant Stepsのコード進行っていう、退屈を防ぐための爆弾を投下しましたw。気づかなかった人はもう一回聞いて確認してみようw
L-O-V-E
作曲:Bert Kaempfert
作詞:みちすけP
L, はあなたに伝える
O, 大きな愛の気持ちを
V, は僕だけのヴィーナスはいつも
E, は笑顔がキュートなお姫様
愛はあなたに捧げる
愛は僕のすべてさ
二人で歩む人生はきっとfantasticだから
愛を受け止めて
毎度のことながら、ジャズボーカルの皆様はこの曲をこの歌詞で無断でバンバン歌っちゃってください!
動画とかもどんどんアップしてくださいませ
(ただし著作権は放棄していないので、説明文などでよいので、作詞作曲者の記載などよろしくお願いします)
歌詞カードPDFも用意しといたのでどーぞどーぞ印刷して使ってくださいw
https://michisukep.com/category/jjazz/
ジャズ名曲日本語化プロジェクト | みちすけPのボーカロイド研究所 (michisukep.com)
