SYNCROOMを使ったYoutube配信方法(2) ~演奏上の注意~

前回記事で、SYNCROOMを使うためのハードウェアやソフトウェアについて解説しました。

SYNCROOMを使ったYoutube配信方法 | みちすけPのボーカロイド研究所 (michisukep.com)

ところで、SYNCROOMを使ったライブ配信をする場合は、SYNCROOMで内輪のセッションをする場合と違って、何か演奏上で注意しなければならないことはあるでしょうか?

はい!

とても大事な点があります。

このページでは、どんなことに注意したらよいかまとめてみました。

演奏上の注意を知っておくメリット

5Gが普及していない今、SYNCROOMを使ってアンサンブルをするとどうしても相手の音が遅れて聞こえてしまいます。

つまり、SYNCROOMでアンサンブルを楽しんでいる状態をそのまま配信すると視聴者には、

全員の演奏がずれているように聞こえてしまう

んです笑

内輪のセッションであれば、遅延があっても「まあSYNCROOMだし遅延はあるよね」で済みますが、ライブ配信となると、遅延をそのままリスナーに聞かせてしまうことは下手くそに聞こえてしまう可能性があり、プレイヤー生命に致命的な影響を及ぼすリスクがあります(大袈裟w)

これが、SYNCROOMライブ配信は遅延との闘いと言わる所以です(ほんとかw)

ただし、遅延はどうやってもゼロにすることはできません。つまり

どうしても発生してしまう遅延を極力感じさせないように演奏する

ことが大事になります。

その方法を知っておけば

可能な限りリスナーにずれた演奏を届けなくて済む

ことになるので、まあメリットと言うか、どちらかと言うと必須事項でかすね笑

リズムの起点を決める

では、どのようなことに注意するかというと、まず、演奏をする前に一つ決めておかなければならないことがあります。それは、

誰がリズムの起点になるかを決める

ということです。

リズムの起点とは、

他の人の演奏に合わせる必要のない人

と言い換えることもできます。

メトロノームのような役割とも言えますし、リズムの王様とも言えますw

ま、大抵はドラマーがこの役割を担うのが自然かと思いますが、ぶっちゃけきちんとリズムが出せれば誰でもいいと思います。

バラードのようにテンポが揺れる曲などでピアノが起点になった方がよい場合もありますが、ボーカルや管楽器など曲の途中で抜ける可能性のある楽器は起点になるには向いていないでしょう。

で、実際に演奏する際は、この起点から発せられたリズムがどのようなタイミングで配信する人に届き、配信されるかを考慮して演奏することになります。

各人が演奏面で注意すること

第1回目の解説ページで、SYNCROOMを使ったライブ配信に関わる人には、一人の「配信も演奏もする人」と、それ以外の「演奏しかしない人」の2種類に分かれると説明しました。

ですが、演奏面での注意の話になると、更に「リズムの起点になる人」も登場して話がいろいろややこしくなってきますので、とりあえず覚悟して聞いてくださいw

とりあえず話す方も聞く方も混乱しそうなので一緒にこの図を見ながら見ていきましょうw

(なお、以下の話は「リズムの起点になる人」が配信する人であっても配信しない人であっても同じです。←すでにややこしいww)

リズムの起点になる人

先ほど解説したように、リズムの起点になる人は

人の演奏は聞かず自分のリズムで演奏する

ということでしたが、全く聞かないのはそれはそれでダメです笑

あくまでも、パルスを発生するタイミングについての話です。

ボーカルが一拍ずれたとか、もう少しゆったりしたテンポで歌いたがっているとか、そういうところはちゃんと感じ取って人に合わせましょう笑

配信しない人(演奏しかしない人)が注意すること

配信しない人が出した音は、配信する人のところに遅れて到達します。

つまり、

配信する人と配信しない人が同じタイミングで音を出すと、(リスナーには)配信しない人が遅れているように聞こえる

と言うことになります。

従って、配信しない人は

配信する人より少し早めに音を出す

必要があります。(テンポが「速め」ではないです。タイミングが「早め」ということです!紛らわしいので今後は「前で」と書きます!←初めからそう書けw)

配信する人が注意すること

配信する人は逆に、「ちょっと前で弾く」をやってはいけません。

配信する人に届いたみんなの音と、配信する人そのものの演奏がミックスされて配信されるので「ちょっと前で弾く」をやると、逆に自分が走っているように聞こえてしまいます笑

つまり、配信する人は

いつも通り、聞こえてくる音に合わせて演奏すればよい

ことになります。

「配信する人よりちょっと前」って何?

さて、演奏上の注意はよく分かりました。一言で言うと

配信する人は楽

ってことです(違w

カラオケに合わせて演奏するようなもんですからねw

でも、配信する人はPCも2台用意して配信環境を整えて、配信の予約とか開始ボタンを押したりいろいろスタッフ的な裏方作業もしなきゃいけないのでこのぐらいは優遇されないと割に合わないでしょってことでww

・・・

ってことではなくてww

そもそも「配信する人より少し前で弾く」ってどういうことやねん(怒)!

てことですよね笑

同じ場所にいるわけじゃないので配信する人がどういうタイミングで演奏してるのかなんて知る由もないですし、もっと言うとリズムの起点から流れた音(リズム)に限ってはどのタイミングで配信する人に届いてるのかなんて秀吉も知る由もないですよねw

いや、そもそもそれが分からんから苦労しているって話でw

なのでこれはもっと大雑把にとらえて

聞こえてくるリズムよりも少し前に音を出す

と考えてもらって差し支えありません。(厳密に言うと、聞こえてくる音がすでに遅れてるので違うんですが、そもそもどのくらい遅れているかが分からないしどちらにしろ早く弾かなくてはいけないという意味ではは同じなのでOK。←何言ってるか全然意味分からんww)

ちなみに、みちすけPの所属バンド「aggressimo」のベースのするめさんはこのあたり考えるのも実践するのもプロです笑

ちょっと前で弾くための練習方法

さて、となると、次はどうやって「ちょっと前で弾く」のかが知りたくなりますよねww

や、その答えも一言で言うと

ちょっと前で弾く

としか言いようがないんですがwwwそれだと埒が明かないので、aggressimoが長年の経験で培った経験から得られた練習方法を紹介します

16分音符1つ分早く弾く練習

まず、割とストイックにカッチリとクオリティを上げたい真面目な人は、例えば、16分音符一個分速く弾く(テンポにもよりますが)練習とかすると良いです。

大体の曲は16分音符一個分くらい遅延しますし、バラードだったら32分音符一個分くらいですかね。

それで、テスト配信してみてOKならめでたしですし、気になるようなら微調整します。

ただ、微調整と言っても「付点16分音符分早く」とか細かくなっていくとメッチャ難しくなるし頭は沸騰するし音楽的でも何でもなくなってくるので、そこまでやる必要はないかなと思います笑

それよりは、感覚で「32分よりちょい早め」とか「16分よりちょい遅め」とかできるように練習するのが現実的かと思います。

ちなみに、言っといてナンですが、みちすけPはこの方法は挫折した口ですwww

やってる曲そのものが上原ひろみさんとかの曲で難しくて、さらにそれをちょっとずらして弾くとか意味わかんないんすよね(逆ギレw)

って1000%言い訳しておきますw

ま、でも今やみちすけPも光回線を引いて「配信する側の人」になったので、この辺の苦労とは縁がなくなりました!

敢えて走り気味に弾く練習

みちすけP@挫折組のように、「カッチリ16分音符1つ前とか無理!」という不真面目な人は、普段の演奏では禁じ手とされる「走る」演奏を敢えて心がけることで、意外にうまく行ったりします。

そう、

お前、走っているよ

ってよく注意されるアレです笑

SYNCROOMならそれが許されるというか、逆にそっちの方が褒められるんだからいい世の中になったもんですw

ただし、「走」ってもいいですが、「テンポが上が」ってはいけないのである程度気は使います。でも、「16分音符1個分前に弾く」練習をするよりはやりやすいかも知れません。

「走る」を意識して弾いてたらテンポが上がってしまってまた怒られてしまったwという人は、「突っ込んだ」演奏と言い換えてみると良いでしょう。(←始めからそれでいいだろww)

というわけで、遅延対策としてこういったことに注意して練習してみてくださいね!

これであなたのライブ配信もバッチリですよ!

どこまで合わせたら良いか

最後に、全員の演奏がどれだけ合っていればよいのか考えて終わりにしましょう。

そもそも、遅延が零コンマ何秒発生するのかなんてことは回線の太さや混雑状況でものすごく変わりますし、その状況を演奏者が逐一把握するのは非現実的であり、そんな状況でリズムを完璧に合わせるのは理論的に不可能です。

てかそれ以前に、「零コンマ何秒ってことはこの曲のテンポでいうと16分音符いくつ分」とか考えるのとかってメッチャかったるいっすよねww

てことはですよ、結局、

  • 合っているように聞こえる
  • それほどずれているように聞こえない。
  • 多少はずれてもご愛敬!

くらいでいいんじゃないでしょうか。

というか、それ以上のクオリティを達成するためには音楽的でない領域に踏み込むことになりますし、労力もかかりすぎて、モチベーションが保てないでしょう

そんなわけで、あまり神経質にならず、(リズムがずれていないという点において)下手くそには聞こえない程度のところで落としどころを見つけてライブ配信を楽しみましょう!

Good Luck!

※まあでも、真面目な話、SYNCROOMに絶対メトロノーム機能みたいなものが実装されると話は変わってくると思うんですが、そういう機能は今のところないですね。

や、でも、YAMAHAさんのところで開発に参加させていただければ実装しますよ。みちすけPは一応IT技術者でもあるのでw

開発部御中WantYou発注お待ちしておりますw

まとめ

SYNCROOMでライブ配信をする際の演奏上の注意事項について解説しました。

SYNCROOMセッションと違い、ライブ配信ではリスナーに遅延を感じさせないようにする工夫が必要です。

そのためにはまず、リズムの起点となる人を決め、絶対的なリズムを出してもらいます。

一方、それ以外の人は、配信するかしないかで演奏上の注意が変わります。

配信しない人は「少し前に弾く」を心がけて演奏します。

配信する人は「聞こえてくる音に合わせて弾く」という普通のモードで演奏します(超楽w)

「少し前に弾く」練習は「16分音符1つ分早く弾く」ときっちり練習する方法と、「走り気味に演奏する」という方法がありますがお好きな方で

というわけで、次回は

SYNCROOMを使ったYoutube配信方法(3) ~誰に配信させるか~

です。

終わりに

みちすけPの所属バンド「aggressimo」は定期的にSYNCROOMを使ったライブ配信をしています。

aggressimoまたはみちすけPのtwitterなどで是非チェックしてください。

aggressimo / Twitter

(こちらのサイトでも告知はいたします)

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